ティッシュに涙と少しの残骸
「いや、怒らせるつもりはなかったんだが」

薄明かりの中で困った表情を浮かべて苦笑した。

「…君が元気になるまでお邪魔してもいいかな?」

えっ?どうゆうこと?

「月下さんひとりじゃ何かと不安だろうから僕が少しでも元気をあげれたらと思ってね」

また心臓があたしの胸を蹴飛ばして暴れ出した。体温が上昇して熱くなる。

「こんなおじさんに言われても迷惑だよね。すまなかったね」

立ち去ろうとした先生の白衣の裾を握りしめて引き止めた。

「じゃあ…お言葉に甘えさせてもらいます」
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