ティッシュに涙と少しの残骸
期末テストも無事終わり夏休みは星流と一緒にバイトを始めた。
本屋さんの仕事は意外に重労働。話題になってる本を入り口付近に並べたり雑誌は纏まれば重くて腰が痛くなった。
バイト代は新しいネイルや本、星流と遊ぶのに使いあっという間になくなった。

「バイト代もうない~」
【真雪早っ!!私はカーテンと服買うんだ】
「明日行くの?」
【ん~…まだわかんない。ねぇ、今日ウチに泊まりに来ない?】

なぜだか胸がときめいた。
あれ?
何…これ

「行く行く!じゃあこれ終わってから準備しに一旦家帰るね」

胸のときめきを隠しつつ本の在庫チェックを続ける。

【じゃ先にあがるね、待ってるね】

星流の後ろ姿を見てたら不意に鼓動が速まった。
風邪でもひいたかな?そういえばなんかだるいし…
店長に在庫チェック表を渡して自転車に跨がりペダルをおもいっきり踏みつけ漕いだ。
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