ぱちん!


その後も順調に進み、身体測定は終わった。
各自全ての測定が終わり次第帰宅のため、私とゆきちゃんは教室で帰り支度をしていた。

と、その時。


「ゆーきちゃああああん」

「……。」


教室の入口から、石山くんが現れて、ゆきちゃんに抱き着こうとした。

が、ゆきちゃんはさらりと交わしたため、後ろの机にガタガタ!と突っ込んでいた。


「ちょ、ゆきちゃん酷くね?」

「突然突っ込んできたあんたが悪い」

「身体測定終わったんだよね、一緒に帰ろー!」

「話をころころと…はあ、まぁいいわ。楓、ごめん」

「いいよ!気にしないで」


ゆきちゃん、うんざりしたような態度だけど、本当は石山くんと帰るの嬉しいんだろうなぁ。
石山くんは学校こないし、携帯ないから連絡取れないし…。

ばいばい、と手を振って私も帰ろうとしたら、いきなり後ろから誰かに肩を掴まれた。
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