ヤクザに愛された女 壱


「…ッッ…大丈夫ですか!?」


そこには沢山の人がいた。


昨日まであたしと喋っていた人や元気よく笑っていた人、


あたしは沢山の人の中からある人を探した。


「…………」


よかった。
居ない。


あたしは探していた人はこの部屋には居なかった。


「よし!!じゃあ手当てにいくよ?」


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