ヤクザに愛された女 壱


「これ、受け取ってください!!
少ないですけど…」


そう言うとあたしは使えきれなかった
60万を拓也さんに差し出した。


「……いいよ、梨華ちゃん何も
持ってないだろ?だからそれで
服とかいろいろ揃えなさい」


そう言って拓也さんは
お金を受け取らずに


“疲れただろう?
風呂に入って寝なさい”



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