オトナな初恋
『良かったね。亜希、コンシーラー貸そうか?』



「へ?何で?」



『腕!それキスマークでしょ?ちょっと上げただけで見えるんだけど。』





「っ!!い、いらない…長袖のブラウスおいてあるから今着替えちゃう!」




『そう?……早坂主任てすごく独占欲強いのね〜あちこちついてるわ…』



着替える私をニヤニヤしながら見る奈緒。


「奈緒、は、早くトイレ行った方がいいんじゃない?」


『はいはい。それじゃありがとね!』




着替える時も周りに気付かれないようにしなくちゃ今みたいにからかわれるね…




この暑い季節に長袖…
汗臭くならないかな。



ふと気付いた。
私次の生理っていつだったっけ?



……まだもう少し先だ。
でも待って。それならこないだホテルでした時って、……危険日とかいう付近じゃない?違うのかな?


経験なかった私にはそんな心配とは縁遠いと思って、全く無知に近い。



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