オトナな初恋

「あ！そういえばさっきね、雄太君に会ったよ。…思い切り無視されちゃったけどね…嫌われちゃったみたい。」





そう。式に参列した時に、木下常務と雄太君に会った。軽く会釈をした私に木下常務は軽く手を振ってくれたけど、雄太君は私を見ようともしなかった。






『気にするな。放っておけばいいさ。亜希に振られて拗ねてるだけだ。』








話をしながら拓海さんの運転する車は、家へと向かう。






『もう少し楽な服装に着替えてくるから待ってて。』





車を降りようとした私は





「え？どこかへ行くの？私も着替えた方が良くない？」





『亜希はそのままでいいよ。でも俺の礼服はさすがに、出歩くにはちょっと…
とにかく車で待ってて。』









しばらくして戻ってきた拓海さんはｽｰﾂ姿だった。
さっきと対して変わらないんじゃ？








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