切ない恋物語
クリスマス
月日が経ち、季節は冬になった。




俺たちの四人の関係は、相変わらず続いていた。





夢果への想いも、初めて会った頃より強くなっていた。





もうすぐ冬休み。





そして、クリスマス。





今日は慶斗と図書室にいた。
「もうすぐ冬休みだな」
慶斗が言った。
「そうだな」





「クリスマス、おまえどうすんの?」
慶斗が聞いた。
「クリスマスか、そっちは?」





「沙姫を誘おっかなって思ってる」





「えっ?」





慶斗の言葉に驚いた。





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