切ない恋物語
「夢果も俺のこと、好きなのか?」
俺は確かめた。
「うん。好き、永遠が好き」
夢果は少し顔を赤らめて言った。





「夢果…」




俺は夢果を抱きしめた。





「と、永遠!?」



夢果は焦っている。俺は強く強く抱きしめた。





「良かった。俺、フラれるんじゃないかって思ってた」
俺は言った。
「フラないよ。フルわけないじゃん。永遠、バカだなぁ」
夢果は俺の背中に手を回した。





「俺の彼女になってくれますか?」



俺は体を離した。





「喜んで」



夢果は微笑んだ。





夢果が、俺の彼女になった。






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