切ない恋物語
「永遠が私の彼氏か~。なんか照れるな」
夢果は言った。
「そう?」
「うん。だって、私の初めての彼氏だから。やっぱちょっと恥ずかしい」
夢果の顔が赤くなっていた。
「俺も初めてだよ。夢果が初めての彼女」
俺は言った。





恥ずかしいのは、夢果だけじゃないよ。





「そっか。永遠も初めてか」
夢果は笑った。





「夢果」




「ん?」



夢果は首をかしげた。





「キス…してもいい?」






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