飼わせてあげるよ【BL】
その事も1回では収まらず、
2回目からは首輪を着けてと頼まれた。
それも数回目になると、
俺もさすがに拒否り始めた。
そして言った。
「どうして俺に
こういう事をさせたがるんだ?」
「そんなの、
君が好きだからに決まってるだろ?」
……それもおかしいとは思った。
だけど、彼の見た目は抜群にいい。
こんなに完璧な造形の生き物が
他に存在するのかと思う程にだ。
そんな人間に告白されてみろ。
断れる訳が無いだろう。
……それからさらに
【恋人】という言葉を使って
彼が色々と要求してくるとも知らずに。