君と私の愛し方

「絵莉ー、朝だよ」

「んー?」

目を開けると犬の顔が
目の前にあった。

「ワンッ」

「クーちゃん..」

「絵莉ほらもう行くんだから」

カーテンを開けながら
お母さんはそう言った。
クーちゃんをベッドの下に
下ろして着替えを始めた。

チラッと携帯を見ると
ピカピカ光っていた。
メールだ。
携帯を開くと隆誠からだった。

【おはよう。昨日はごめん。寝ちゃった】

【大丈夫だよ】

送信―

私は荷物を持ち一階に下りた。

「おはよう」

そう言うと真はチラッと見て
またゲームを始めた。
お姉ちゃんはおはようって
言ってくれた。
すると携帯が鳴った。
隆誠からだ。

【やっぱり会ってみたい。しつこくてごめんな】

どうしよう..

【ちょっと考えさせて】

しばらくすると
隆誠からわかったと返事が来た。

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