うたかた
「ちょっといいかな?」
声がして脚側のカーテンの隙間を見ると
センセが覗いていた。


「大丈夫です。」
あたしはそう言って飛び起きる。
なんでー、寝ぐせですっぴんなのに。
顔だって拭かれてきちんと
洗えてだって居ないのに・・・。


「ごめんね、今回は僕が担当じゃなくて。
斉藤先生がどうしても
カナちゃんを担当したいらしいんだ。」
あの、ハゲ・・・。
思っても言わないけど。


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