藍色の砂




二人だけの秘密。



それはあまりにも悲しい幕開け。
肌を重ねるたびに下る悪魔の囁き。



人はなぜ悲しいと言う。
頬を濡らす。
他で埋めようとする。

 

なぜ自分を見失う。
言葉で繋ぎ止める。
弱さ醜さを隠す。



なぜ繰り返す。
孤独を選ぶ。
求め続ける。



キミと交わした約束に
陰りは見えていた。



それでもすがるしか
なかったんだよ…。



かすかに灯った明かりが
消えないように
いつまでも守りたかった。



例えキミを苦しめる結果に
なっても。
同じ分だけボクも苦しむから。



だから約束だよ。



ボクは決して
キミを裏切らない。
周り全てを敵に回しても
必ず守るよ、



必ず───。











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