藍色の砂
『許してくれるまで通うつもりだ。』
真っすぐにボクを見つめる
兄貴の視線は
いつになく真剣だった。
『咲妃が気付かせてくれたんだよ。
だから絶対失っちゃいけないんだ。
一生かけて守ろうって思う。』
『………………。』
何も言葉が出なかった。
どうしていいかもわからない。
『勉強中悪かったな。なんか、男同士
の話がしたくてさ。明日、頑張ってみ
るよ。』
スッと立ち上がった。
『兄貴…っ!』
口が勝手に動く。
でも後に続く言葉がない。
『いや…何でもない。明日、頑張って。』
『ん…。昊もな。お前ならS大行けるよ。』
ぎこちない笑顔でボクたちは
終わった。