+ love song +


「んで!
結局夕飯どうすんの?」


何故か少し機嫌が悪くなった大翔が聞いてきた。


「じゃあ3年ぶりに爽歌の手料理食いたい」


と背を屈め私の背後から軽く腕を回しながら少し甘えたような声で訴えてきた。


『分かった。
それじゃぁ食材は適当にスーパーで買って来れば良いか。

部屋の片付けもあるし
それに明日から学校だしね。』


「おぅ」


私にはよく分からないけど
この笑顔を甘い笑顔と言うらしい。
“普通の人だったらこの笑顔で落ちちゃうよ!”と中学の時に輝に言われた事がある。

なんて事をボ~ッと考えていると



.
< 22 / 24 >

この作品をシェア

pagetop