後ろ姿は翠色



「あ、そうだ……今日さ、茜ちゃんを描いてもイイ?」

「は? はわわ? あぶびば?」

 ――えぇ~!? そんな、いきなり夢叶っちゃってイイの? あたし、思わずビックリみたいな……

「あうあう……あの、え? あばびぶばべ……あうわ、もちろん、はひ、あのです」

「あはははは!! 茜ちゃん、茜ちゃん!! 何言ってるんだか解んないよ」

「だってぇ……突然の翠先輩からの言葉にビックリしちゃったから……」

「え? どうしてビックリとかしちゃったの?」

 ――あうあうあうわ……あたしの思い悩んだ半年は何だったのかしら……

「じゃさ、ボクよりも前の席に座ってもらってイイ?」

「あ、はい!! 今すぐに座りますから!!」

 あたし、翠先輩の気が変わらないうちに、ドタバタと慌てて翠先輩の前の席に座ったの。


< 4 / 9 >

この作品をシェア

pagetop