後ろ姿は翠色



「えっと? 茜ちゃん?」

「はい、翠先輩? な……何ですか?」

「御乱心とか、描いてるもんじゃ焼きとか、心地好いのとか、視線がアレとか……」

 ――え? え? 翠先輩ってば、今度は何を言い出しちゃったの?

「後ろ姿を翠一色に染めてとか、茜ちゃんの日本語は難しいね……あはははは!!」

「いやぁ~ん、翠先輩ってば……」

 あたしの決死の告白なんてソッチノケで、翠先輩、急にオナカを抱えて笑いだしちゃったの。

「いやん、もう……天才と天然は紙一重みたいな?」
と、一言だけ呟くと、あたしは再び翠先輩に背中を向けて、この日は心地好い翠先輩の視線を浴びながら描かれ続けたの。


 ――っていうか、あたしの告白……台無しかも……


★  ★  ★
< 9 / 9 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

色に香りに摩訶不思議

総文字数/13,935

恋愛(その他)28ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
   主人公は飯山満ヒロ(はさまヒロ)。  彼は不思議な芳香を漂わせる男子なんです。  しかも、異性にしか判らない不思議な芳香を漂わせる男子だったりします。  いやはや、面白いことに、 「そばに居るだけで癒されるわ」 なんて言う女子も居れば、 「イライラするから近寄らないで」 なんて言う女子も居たりして、彼からの不思議な芳香に包まれた女子の反応は両極端だったりします。  飯山満ヒロ、彼は芳香剤なのか、悪臭を放つクサレ男子なのか……  匂いのラブコメ\(^-^)/  ちょっと変わったラブコメを書きくけこしてみましたです(^-^)v ★
求めて求められてクロスオーバー

総文字数/4,642

恋愛(その他)22ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
とても不思議です。 思い出は過去にあるのに…… とてつもなく不思議です。 愛し合っているのに…… あまりにも不思議です。 一緒に生きたいと お互いに願っているのに…… 求めて 求められて 求め合って 激しく求め合っているのに…… なのに、別々に生きていかなければいけないなんて…… 「生まれ変わったら一緒に生きたいね」 「うん、もちろんよ」 「生まれ変わったら……」 「生まれ変わったら?」 「あたしを抱いてね……」 「バカだな……もちろんだよ」 「でも、今は……さようなら」 「うん、さようなら……」 ★  ★  ★

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop