アイツと私の婚約ドタバタ生活
「このうちのどちらかを着て家に来てだって」

「なんで家!?しかも、昼間からピンクのドレスとか着てあっちまで行くの!?恥ずかしくない!?」

「あっ、ドレスにするんだー」

楽しそうに笑いながらドレスの入った紙袋を持ち上げる母。こいつの精神年齢は私と同年代か…!!

「あっちで着替える」

「ダメよ。ここで着替えなきゃ」

「なんで!?」

「恥ずかしがってる千景を見たいんですって」

「最悪だ!!」

美愛のやつ、私情混ぜやがって!!私が恥かいて何が楽しい!!そして見たいって、ストーカーでもするつもりか!!

私はタキシードの入った袋を持っている手に力を入れる

「千景、大丈夫よ」

「…え?」

やっぱりあっちで着替えていいの?


「あなたの辞書に恥なんて言葉は存在しないでしょう?」




「存在するわ!!」
< 248 / 288 >

この作品をシェア

pagetop