光の姫は誰を選ぶ
もしそうなら、こうやってウダウダと話してる場合ではない。早く敵を探さないと。


「あら。白原さんは何か気付いたみたいね。ちなみに私は敵じゃないから」

目黒さんはそう言って手を振ると再びピアノを弾き出した。


これはもしかして、もしかしなくても後はよろしくってこと?


あたしは一度溜め息をつくとフウタ君を見る。フウタ君も気付いたのだろう目が合うと頷いてくれた。


「目黒さん。色々と話聞かせてくれてありがとう。とりあえず、そのままいたら危ないと思うから他の人に見えないように目黒さんの周りにバリア張っとくね。じゃっ!」


そこまで言うと目黒さんと目黒さんが弾くピアノの周りにバリアを張ってあたしとフウタ君はその場を立ち去った。




「光の姫は変わってますね。危ないからって他からは見えないバリアを張るなんてね。また、会う時があれば協力いたしましょうか」


目黒 巫子はクスクス笑いながらピアノを引き続けた。


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