ζτογу-1nd-





次の日には
奈緒にもきちんと話をして
新井先輩が
陽菜の事を怒っている事は
川田先輩から聞いて

“何するか解らないから
気を付けるように”

言われていたから





“光輝クンが居ない間は
毎日、一緒に登下校をしてあげる”






そぅ言ってくれた奈緒。










そんな話しを
近くで聞いていた裕達が
凄い勢いで
教室を飛び出して行き





少しすると…










3年生の教室が
ザワザワと人集りが出来始め
奈緒と一緒に見に行くと
目の前の光景に
2人は唖然とした。










―――…ガターン!



――――…バタンッ!



―――――…ボコッ!





“キャァー!誰か止めてー!”



“先生呼んで来てー!”










そこには……










3年の教室内で





机を投げ

椅子を投げ

殴り合う





裕,大和,学,俊,瑛司

5人の姿があった――…










5人の暴れようは
生徒だけでは止められず
結局、先生に取り押さえられ
職員室に連れて行かれる途中





ヒナ
『……や……大和ぉ〜!』





陽菜と奈緒に気付いて
傷だらけの顔で小さく
ガッツポーズをする5人…。





ヤマト
「陽菜の分は
殴っといたからなっ☆」





すれ違い際に
大和が陽菜の耳元で小さく呟くと
先生に頭を叩かれ
舌を出して笑いながら
連れて行かれて



次の日から
5人は自宅謹慎になった。



< 72 / 364 >

この作品をシェア

pagetop