天神学園高等部の奇怪な面々Ⅲ
「ちょっ!何やってんだ!危うくスイカ割りのスイカみてぇになるとこだったじゃねぇか!」
埋められたまま怒鳴る陽。
「えー、何って…」
少し離れた所で見ていたきょうこが言う。
「スイカ割り」
見れば目隠しした葉也が、抜き身の日本刀を両手で振り上げている。
ザンッ!と。
陽の顔の横に振り下ろされる日本刀。
頬が少し切れた。
「惜しいっ、葉也、もちょっと右」
「惜しいとか言ってんなーーーっっ!」
埋められたまま怒鳴る陽。
「えー、何って…」
少し離れた所で見ていたきょうこが言う。
「スイカ割り」
見れば目隠しした葉也が、抜き身の日本刀を両手で振り上げている。
ザンッ!と。
陽の顔の横に振り下ろされる日本刀。
頬が少し切れた。
「惜しいっ、葉也、もちょっと右」
「惜しいとか言ってんなーーーっっ!」