《完》蜜恋☆LOVERS 〜幼なじみは独裁者!?〜
周りは庭園のように背の
低い生け垣がたくさんある。



誰か人がいてそれに
触れたんだと思って、
キョロキョロと辺りを
見渡すと――…。



「り―――…っ!!?」



あたしは息が止まりそうに
なった。



だって――すぐそばの
生け垣を乗り越えて
こっちに歩いてきてた
のは――陸だったから。



(ウソ……なんで陸が……!?)



たまたま?



でも偶然にしたって、
あたしに気づいた陸が
素直にやって来るわけない。


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