《完》蜜恋☆LOVERS 〜幼なじみは独裁者!?〜
彼は生徒会長で、ムリヤリ
寮長にされたあたしを
心配して色々気遣って
くれてるだけ。



たったそれだけなのに……。



そう思いながらも言葉を
見つけられず黙り込んで
たら、陸はハッと呆れた
ように笑った。



「ホラ見ろ、やっぱり本人
から聞いたわけじゃないんだろ。

お前が鈍感で気づいてない
だけで、向こうは下心の
塊じゃないのか?」



「やめてよ! 
そんな言い方しないで!」



あたしはつい声を荒らげて
叫んでた。



だって……いくら陸とは
いえ、あんなに優しい
会長のことを悪く言う
なんてひどい。


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