《完》蜜恋☆LOVERS 〜幼なじみは独裁者!?〜
「会長はすごく優しくて
いい人だよ。

あたしのことを心配して、
色々助けてくれてるの。

それを、そんな嫌な言い方
しないで」



「へぇ……いやにかばう
じゃないか。

お前もやっぱり、アイツが
好きなんじゃないのか?」



「は? 何言ってるの……?

そりゃあ好きだよ!

でもそれは――…!!」



言葉の続きは、陸が拒む
ように突き出した右手で
遮られた。



「お前は昔からいつもそうだな。

子供でバカ一直線で……。

高校生になっても少しも
成長してないのか」



「………!? 陸――…!?」


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