《完》蜜恋☆LOVERS 〜幼なじみは独裁者!?〜
静かな、落ち着いた……

だけど凛とした強さを
感じる、澄んだ声。



「お前にあそこまで
言われちゃ大人しくしてる
わけにはいかねーって
言ったんだよ、結愛」



そうあたしの名前を呼ぶ
彼の瞳は、かすかに、笑ってた。



「陸………!

まさか、それって――!!」



言いかけた声を手で制して、
陸はドアノブも離すと一歩
後ろに下がる。



あたしにもその場を離れる
よう促すと、素早く近くに
あった鉄製の背の高い
ラックに近寄った。


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