大好きな君へ
隣の部屋に入ると、そこには布団が敷いてあった


私、何されるの?

山崎はどこにいるの?


すると、田中が私を突き飛ばした


「きゃっ!!」


そして私は壁まで追い詰められた


「あいつらにお前の正体を言われたくなかったら、俺と寝ろ」

と言った


やだ……


何でこんな男と?


「いやだ!!」


私が言うと

「何を!?この小娘が!!」


男は鬼の形相になった


そして、無理矢理着物を脱がせようとする


やだ

やだよ……


平助君……








すると、いきなり


「ぐわあ゛あ゛あ゛〜」



と男が倒れた


「千奈、すまんな…ちぃと用事があってな…」


「山崎……」


そう、山崎が男を倒して暮れたんだ


そして、山崎は私の着物を直してくれた


「う、山崎ぃ……遅いよぉ……きゃっ」


私は、急に山崎に抱きしめられた


「すまん……千奈に怖い思いさせてしもぅて」


「うぅん……いいよ…助けてくれたから……」



「ん?……千奈?……寝てもうたか…」


私はそのまま寝てしまった



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