大好きな君へ
◆◇side山崎◇◆


「千奈、いくぞ」


「うん」


わぃは、千奈が部屋に入るのをみて、急いで屯所に向かった


本当は千奈のこと見ててやりたいんやけどなぁ……


まあ、しょうないかぁ




そして、わぃが屯所につき、土方さんにこの事を報告すると


「わかった、明日門屋にいく」

との事や


わぃは急いで門屋に戻った



そして、例の部屋に女装して入った


「すいまへんなぁ〜ちょっとお千ちゃんかりますねぇ」


すると、衝撃の一言が返ってきた


「あぁ、その女ならさっき田中と隣の部屋に行ったぞ?……田中のやつ、隣の部屋で何してるんだか」


「ありがとうございますぅ」


と言って、わぃは急いで隣の部屋に行った



間に合ってくれよ……




そして、襖をあけた


そこには、乱れた着物で泣きそうな千奈と、今にも襲いかかりそうな男


これはやばいな……


俺は迷わず男をきりつけた


「ぐわぁあ゛あ゛あ゛〜」


「すまんな千奈……ちぃと用事があってな…」


「山崎……」


千奈は泣きそうな顔でわぃの名前を呼んだ


わぃは、千奈の乱れた着物を直した



すると、緊張が取れた千奈が遂に泣き出した


「う、山崎ぃ……遅いよぉ……きゃっ」

わぃは、千奈を思わず抱きしめてしまった



「すまん……千奈に怖い思いさせてしもぅて」


すると、千奈はわぃに体を預けた


「うぅん……いいよ…助けてくれたから……」



そして、そのまま寝てしもぅた


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