大好きな君へ
◆◇side平助◆◇


俺は風呂をあがり、ちぃを探していた


もしかして、部屋にいたりして


と思って、部屋の前にいくと、縁側にちぃが座っていた


俺が、隣に座るとこっちをむいて

「平助君?」


と言った



何だか、今日のちぃはいつもより綺麗に見えた


ドキン


ドキン



よし!

言うぞ


俺は、意を決して言った


「ちぃ、俺、ちぃの事が好きだ……どうしようもなく、好きだ……」


そして、ちぃを優しく抱きしめた


すると、ちぃも抱きしめ返して、震えた声で言った


「ゎたしも……私も、平助君が大好き」


その言葉がうれしくて、うれしくて、俺は、心臓の音を誤魔化すように

「今日から俺達は恋仲だ」


と言った


すると、ちぃが

「うん」

て頷いた


そんなちぃが、愛しくて愛しくて


俺は、ちぃの頬にそっと降れた

「ちぃ、大好きだよ」

「私も……ん」

俺は、大好きなちぃに優しく口づけをした─────



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