大好きな君へ
◆つかの間の幸せ◆
◆◇side千奈◆◇


[翌日]


「ふわぁ……朝かぁ……」


私が立とうとすると、手に違和感


見ると


ぎゅっ


しっかり平助君が手を握っていた


「ふふっ」


そっか……

私達恋仲なんだ……



離したくない気持ちを押さえて手を話そうとすると


「……ん…ふわぁ……ちぃ?」

平助君がおきちゃいました


「ごめんね?おこしちゃった」


すると、平助君はむくっとおきた

そして、



ぎゅーっ



とわたしに抱きついた


「へ、平助君!?」


すると、私の肩に顔を埋めて

「ねみぃ……ちぃ柔らかい……気持ちぃ……」


と言った


すると、いきなり


スッパーーーーーン


「朝からイチャこいてんじゃねええー」


と、佐之さんが入ってきた

それでも離れない平助君

「なんだよ佐之さん……良いじゃんちょっとぐらい……」


すると、佐之さんがベリベリと無理矢理平助君を私からはがした

「ああー!!佐之さんのバカ!!」

「うっせぇー朝からイチャこいてんのがわりぃんだー」


そして、私が平助君と佐之さんのけんかに巻き込まれそうになると、ぱっつぁんが助けてくれた


「ちぃ、いまのうちに行っとけ……後……幸せになれよ?」


私は、ぱっつぁんに笑顔で頷いた


そして、急いで台所に向かった



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