大好きな君へ
「千奈ちゃん歌うまーい!!」
「すごーい!!」
「もっとききたーい!!」
「わたしもー!!」
「ぼくもー!!」
次々に子供達が騒ぎだした
困ったな……
私がオロオロしてると
「ほら、皆、もう夕方だよ!!帰りの時間」
沖田さんが助けてくれた
すると
「そーじのいじわるー」
「またあそぼーね」
「約束だからな!!」
と、子供達は口々に何かを言いながら素直に帰っていった
「沖田さん、ありがとうございます」
すると、沖田さんが優しく微笑んだ
「素敵な歌ですね…//」
「ありがとうございます…///」
私は恥ずかしくて俯いた
すると、次の瞬間
ぎゅっ
一瞬だけ沖田さんは私を抱きしめて離した
そして、今度は爽やかな笑顔でいった
「もう遅いです!!早く屯所に戻りましょう」
「?…は、はい」
私は沖田さんと屯所に向かった
変な沖田さん
すると、沖田さんはクルッと振り返った
「千奈ちゃん、一回だけ僕を名前で呼んでくれませんか?」
どうしたのかな?
不思議に思ったが、私は笑顔で言った
「……総司さん」
すると、沖田さんはニコッと笑った
「ありがとう…じゃあ帰りましょ」
「はい」
そして、私達は屯所に帰った