御曹司の溺愛エスコート
「自立?」


桜の口から自立の言葉が出てもう一度聞き返す。
蒼真の秘めた怒りを感じて桜は口をつぐんだ。


「お前は私の愛人だ。自立など必要ない」


愛人……。


蒼真に愛人と言われて桜は目頭が熱くなった。


「桜?」

「ごめんなさい。ちゃんと話せない……いってらっしゃいませ」


桜は寝室に行きドアに鍵をかけた。


「桜! 子供のような真似は止めるんだ」


乱暴にドアが叩かれる。


「愛人は家にいますっ!」


愛人と言う立場で一緒に居るはずなのに、その言葉を聞いた途端桜はショックを受けたのだった。


< 197 / 356 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop