御曹司の溺愛エスコート
桜は別荘に向かっていた。
けっして忘れてはいけない場所へ。


真っ白な百合の花束を抱えて電車に揺られていた。


望くん……。


別荘は桜にとって恐ろしく忌まわしい場所。


昨日、夢で望の姿を見てからなぜかあの場所へ行きたくなった。


夢で望くんは私に笑ってくれていた。


電車を降りると秋月家の別荘へ向かう。
駅から歩いて20分ほどの所だ。



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