御曹司の溺愛エスコート
別荘の中に入ると管理人は暖炉に火を入れた。


「すぐに温かくなりますよ」


桜はぼんやりリビングに立ったままだ。


「私、外に行って来ます」


リビングを出ようとした。


「もしかして厩の有った場所ですか?」


桜は頷く。


大きな花束を抱えているのはそういう事かと管理人は納得した。


「それでは温かい飲み物でも用意しておきましょう」


桜はかすかに微笑むと厩跡に向かった。


リビングに残った管理人は様子のおかしい桜を心配して東京の秋月家へ電話をした。



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