御曹司の溺愛エスコート
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蒼真の携帯が鳴った。
着信は琴美だ。


「はい?」

『お兄様、桜をひとりで別荘に行かせたの?』

「桜が別荘にいるのか!?」


母宛にかかってきた電話をたまたま琴美が出たのだ。
別荘の管理人からの電話は桜がひとりで来ていて様子がおかしいと言う。
昨日の事があるから琴美も心配になったのだ。


あの後、琴美は現実を受け入れた。
確かに兄は死ぬ間際様子がおかしかった。
まさか、覚せい剤を打っているとは思わなかったから全ての責任を桜に押し付けてしまった。


母はまだその事を受け入れられないようだが琴美は受け入れた。



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