御曹司の溺愛エスコート
「さあ、桜お嬢様」


管理人がもう一度言うと桜は立ち上がった。


「あの……私、帰ります」

「何をおっしゃるんです。これからひどい雪になります。今日はこちらにお泊りになってください」

「でも……」


私は秋月の者ではない。
勝手に泊まって良いとは思えなかった。


「体が冷え切っていますよ」


桜の手を取ると、管理人は別荘のドアに向かった。


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