御曹司の溺愛エスコート
「おいしくない……」


蒼真はブランデーを口に含むと、桜の顎を持ち上げ唇を重ねた。
そして流れ出ないように桜の口の中へそっと流し込む。


「ん……っ……」


キスをされた事に驚いた桜は流し込まれたブランデーをコクッと飲んでいた。


「ん……は……ぁ……」


飲み込んでから大きく息を吐く。


「桜」


一度キスした蒼真の欲望はおさまらなくなった。
再び桜の唇を重ねる。
歯列を舌でなぞり口を開かせて舌を絡ませる。


3年前はこのキスが最大の愛情表現だった。

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