【真紅色のマーガレット】

【一】幼馴染

【side♫ リュウ・リュカス】

「こんにっちはぁーーー!」
「はい。ラナ様。お待ちしておりました。」
「頼んでおいた物は?」
「はい。こちらに・・・。それと、あちらにリュウ様がお待ちです。」
「はぁ・・・。 ほんとに残念だな、お前の性格。」
「そして観名木。お前はなにこそこそしているんだ・・・。」
「はい。では。リュウ様、ラナ様。失礼いたします。」
「あ!逃げた!」
「リュウ?」

俺はリュウ・リュカス。
こいつは俺の親友(あいつが勝手にそう言っている)のラナ・ジューン。意外と美少女でかわいいが、性格が・・・

「ねーねー!リュウー 遊ぼうよぉ」

こういうのがいいって言う奴もいるけど、俺はこの性格がうざくてたまらない。

「リュウー あ!分かった!遊んでくれない理由ー」
「なんだよ。」

『お嫁さんが来るからでしょッ!』





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