【真紅色のマーガレット】
【side♫ ラナ・ジューン】

「っ・・ハア?」

必死に知らん振りするリュウ。あたしにはおみとうしなんだからね!

「知ってるんだー 村では噂になってるけど?」
「・・・なんだよ。」
「白状するの?」
「・・・しょうがねぇな。面倒くさい・・・。実は・・・」

待ってリュウ・・・私のことだけを考えててよ。って!あの噂はほんとだったってこと・・・?

「・・・まあそういうことで。 もう少ししたら、姫を迎えに行く予定だ。」
「・・・・。」
「どうした、ラナ?」
「ばーーーか!!!!」

とにかくあたしは、思いっきり叫んだ。



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