君星


梢ちゃんは彼氏と約束があるとかで



足早に帰って行った。



私はそれから、



別に何をするわけでもなく



ただ呆然と教室の椅子に座っていた。



一人になって思い出すのはあの頃。



先輩を見ていたあの頃。



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