今カノの私と元カノの存在
それから……
2回程シュウさんとは休日に出かけた。
さりげなく車道側を歩いてくれたり、ゲーセンで欲しいと思ったぬいぐるみを取ってくれたり。
シュウさんと過ごす時間が楽しくて。
気がつくと、いつもシュウさんの事を考えている。
だけど……
ずっと"しこり"として引っかかるのは元カノの事。
もし2人が遠距離じゃなくなったら……
互いにすごく好きだった2人。
もしかしたらまだどこかで想ってるんじゃないかとか。
シュウさんは吹っ切れてないんじゃないかとか。
いろんな事が頭を占領し始めて。
「ダメだ……」
「何が?」
「え?わっ、あ、先輩」