たった一人の君へ〜二人の運命〜
放課後

久しぶりに京介と公園にやって来た
いつものベンチに座る





ヤバい
嬉しい
京介に会えるだけで、こんなに嬉しい





でも
「あんた、ちょっとやつれた?」




隣に座る彼を見ると少しクマができている

大丈夫?
頑張ってるんだろうな…





「夏休みの夏期講習が結構ハードでやつれたかもなぁ」


つやつやな肌もややハリがなくなって見える




「大丈夫?」



「うん」


京介はあたしの肩にコテンと頭を乗せた





ドキドキ
あたしらしくない胸の高鳴り




照れ隠しのように
その頭をよしよしと撫でた





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