天然な女の仔×クールで無口な男の仔の物語 〜前編〜
「では、警察のほうで事情をお聞きしたいと思いますのでご同行お願いします。」
と1人の警察官が言った。
うわ~~
とてつもなくここから立ち去りたい。
警察ってあんま好きになれないんだよな~
《正義》を抱えてるけど私は、どうしても信じられない。
―――――――キキィ
「そこまで。ご同行させる必要はない。」
パパぐらいの年齢の人が車からおりてきた。
「「「「本部長!!」」」」
本部長?
っ!!
もしかして警察本部長!?
「どうして本部長がここに?」
今、ここにいる全員が思ってることを私に最初に話しかけてきた人がさらっと言ってしまった。
あなたの上司ですよ!!
なぜそんなにさらっと言えるの~~~
私は、心の中でその人に拍手した。