天然な女の仔×クールで無口な男の仔の物語 〜前編〜

これから…

【龍夜side】

「ただいま〜って誰もいねーか。」

昼間だから誰もいない。

靴を脱いだときフサフサの毛が足にすりついてきた。

ワンッ!!ワンッ!!

「びっくりした〜。そーいえばお前がいたな。マロン。」

マロンと言うのは、俺んちの愛犬で茶色のポメラニアンのこと。

ワンッ!!ワンッ!!

俺は、まだ足にすりついていたマロン抱き上げて言った。

「ただいま、マロン。」

くぅぅ〜〜

相変わらず可愛いな〜

俺は、マロンを抱いてリビングに行った。




―――――ボスッ

俺は、鞄を置いてソファーに座った。

あいつらいったい何者なんだ?

「なぁ、マロンはどー思う?」

俺の膝の上で寝ているマロンに話しかけた。

くぅぅ〜〜

マロンに聞いてもわかんねーよな。

これから密歌はどー動くかな?

普通は、会長である湊が決めんだけど副会長の密歌が大体決めている。

まぁ、生徒会は、やりたいやつがやってるわけじゃねーからな。

湊は、やりたくなかったうちの1人だし。

あはは。

まぁ、湊はやるときはやるからな。

俺は、携帯を開いて湊に電話した。




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