天然な女の仔×クールで無口な男の仔の物語 〜前編〜
―――――――プルプル
出ない・・・
―――――――プルプル
あいつ無視してるな。
―――――――プルプガチャ
『なんだよ?』
やっと出た湊は、ちょー不機嫌。
あいつ、まだ不機嫌だったのかよ。
「いや〜暇だから電話してみた。」
『・・・・切る。』
「わぁ〜嘘嘘。用があったから電話したんだよ。」
不機嫌の時の湊は、いつも以上の無口になる。
『で、用件は?』
不機嫌口調の湊は、ほんと恐い。
「今後の事だよ。あいつらのことどーすんだ?」
俺は、ふざけるのやめ真面目に聞いた。
『知らん。密歌が明日今後どーするか言うだろ。』
「知らねーのかよ!!」
会長のくせに知らないのかよ!!
ほんとあきれる。
こんなのが会長でいいわけ?