天然な女の仔×クールで無口な男の仔の物語 〜前編〜

「忠告はした?」

「ゴットからか?」

「えぇ。多分いや、絶対にゴットからでしょうね。」

私は龍夜のことは無視し湊の質問に答えた。

「なんでそんなこと言えるんだ?」

龍夜は言った。

状況がわかったみたいね。

さっきのバカ面から真剣な顔になってる。

「証拠は、その警告文と今日のことを合わせるとゴットからしかない。それに岡崎悠志はゴットに命令されて私たちのことを襲ってきたと言っていたからね。それにその警告文の暗号。愛梨がよく知っている暗号でしょ?」

「うん。その暗号、うちの会社で使う暗号だし前にお母さんにその暗号教えてもらったから間違いないと思う。」

「その暗号を知ってるのはそんなにいないしね。」

愛梨が言う通り、警告文の暗号は愛梨の両親がやっている『Secret Peace』でよく使う暗号。

あの暗号は前に愛梨と一緒に愛瑠(アイル)さんに教えてもらったからわかる。

愛瑠さんというのは、愛梨のお母さん。

「でも、なんでうちの会社の暗号知ってたの?」

「ハッキングとかしたんじゃねーの?あいつらならやりそうだし…」

「そうね、やりそうね。」

「でも、愛梨んちの会社は情報を扱う会社。そう単純にロックを解除出来る訳ないと思うけど。」

湊の言う通り。

あそこは相当、頑丈なロックがかかっている。

「じゃあ、どうやったら愛梨んちの暗号わかんだよ?」

「そうね…スパイがいるとしたら?」

「「スパイ…」」

「一応愛瑠さんたちに教えておいて。愛梨。」

「わ、わかった!」

でも、あいつらがゴットが証拠を残すようなことをするかしら?

ほんと謎が多い人物…



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