天然な女の仔×クールで無口な男の仔の物語 〜前編〜
俺らは、そのあと無言で足を進めた。
俺は、密歌が傍にいれば無言でも幸せだが、密歌だったらつらいかもな。
それに俺と行きたくないのかも。
こんな無愛想で無口な俺に。
でも、聞いてみるか。
「あのさ、一緒に行きたくなかったら別に無理して行かなくてもいいんだぞ。」
言ってみたが、自分で言うのは、つらいな。
はははは
「ううん、全然無理してないよ。湊こそ無理しなくていいんだよ。」
俺は、別に無理してない。
俺は、
「俺は、別におま、密歌と行きたいから行くんだよ!!」
恥ず。
こんなこと口にだすなんて。
我ながらびっくり。
「湊、今なんて―――「ほら、行くぞ!!遅刻する。」」
同じこと何回も言えるか。
俺は、ほんの少し赤くなった顔をみえないようにそっぽを向いて言った。
これから、一緒に登校出来るんだ。
俺は、幸せだ。
まぁ、その他も一緒だけど……