天然な女の仔×クールで無口な男の仔の物語 〜前編〜
「おはようございます。湊様、密歌様。」
頭を下げながら挨拶する生徒たち。
「みなさんごきげんよう。」
私は、いつもどおりに答えた。
湊はと言うと……………無視。
まぁ、いつものことなんだけどね。
教室の目の前まで来たところに可愛いトッピングをした袋を持った女の仔とその友達と思われる女の仔が数人いた。
あ〜、こりゃ〜、湊宛てだな〜。
気の毒に。
また、湊に毒舌吐かれて泣いて帰るんだろ〜な〜。
可哀想に。
そんなことを考えてたら教室の前に到着してしまった。
「あっあの。」
きたよきたよ。
私、落ち着け。
「どーしよ恥ずかしくて渡せないよ。」
「大丈夫。私たちもついてるからさ。」
「でっでも、受け取ってくれなかったらどーしよ。」
「大丈夫だよ。自信もって。」
「わ、わかった。」
そんなこんなで私たちの前で会話してる女の仔。
その仔は、友達から勇気をもらったみたいでこっちを向いた。
き、きました。
湊の毒舌出ちゃう〜〜〜〜。