天然な女の仔×クールで無口な男の仔の物語 〜前編〜
「あ〜それはね―――「会社の皆様が説得したからです。私は、最初ダメですと言ったのに、千歳様は、言うことを聞かないもので。」」
「なっっなんでここに!!??いつの間に居たの!??」
なっっなんで、叉夜と篤夜がここに!!?
さっきまでは、いなかったよね……
「「おはようございます。宗介様、千歳様、密歌様。」」
篤夜と叉夜は、ぺこりと頭を下げた。
あ、篤夜と叉夜と言うのは、秋野家の執事長兼パパの秘書をやってる高野篤夜(タカノアツヤ)。
秋野家のメイド長兼ママの秘書をやってる高野叉夜(タカノサヤ)。
篤夜と叉夜は双子なんだ〜。
「えっと、お食事が準備出来ましたのでお呼びにきました。あと、さっきから居ましたよ。」
篤夜が言った。
嘘、居たんだ。
いつ頃からいたんだろ??
「どこら辺から居たの??」
「えっと、千歳様が社長兼編集長だからよっと言ったところから居ました。」
えっっマジ!!?
全然気付かなかった……
「そうだったの!?パパは、気付いてた??」
「気付いてた。」
気付いてたなら教えてくれればよかったのに。
まぁ、さっきも驚いてなかったからね……