さよなら、ブラック




さかのぼること三十分前。




わたしは大学の中庭にいた。




雲ひとつない真っ青な空に、まるで特大の定規をあてて描いたような飛行機雲を見つけ、それが伸びるのを眺めながら歩いていた。




次第に自分の視界に、青々とした桜の若葉が入ってきて、きらきらとした木漏れ日に見とれそうになった時。




自分のつま先が、何かにぶつかった。



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